バイアグラの副作用としてよく起こる症状には、顔面紅潮や目の充血があります。バイアグラには血管拡張の作用がある為、どうしてもほとんどの方に出てしまう症状で、アルコールを摂取した時に似た症状だと思ってあまり心配する必要はありません。むしろバイアグラが効いてきた証拠とお考え下さい。
顔面紅潮や目の充血が起こったらバイアグラが効いてきた証拠。性行為の準備が整ったことがわかりやすい。と言われる患者様も中にはおられます。
また、血管拡張の作用がある為、血圧も下がってしまいますが、血圧に関係する病気をお持ちじゃない方にはさほど気になることではありません。
他にも副作用として報告されているのが、頭痛や動悸、消化不良、鼻づまりなどの例も報告されておりますが、バイアグラの効果が切れたらこの様な副作用も治まります。
頭痛や動悸、消化不良、鼻づまりなどの副作用はバイアグラの効果である血管拡張が全身に効いているので起こる副作用だとお考え下さい。
どうしても気になった場合は、市販の頭痛薬などはバイアグラと併用可能となっておりますので服用されるのもよいでしょう。
バイアグラの効果が切れても4~5時間症状が治まらないようであれば医師に相談してください。
極稀にですが、彩視症の一つである青視症という副作用が起こることもあります。
青視症は紫視症とも言い、視野に青いフィルターがかかったようになり、普通の人には見えない色が見えたり、光に過敏になってしまう症状のことです。
こちらの症状も時間経過とともに後遺症なく改善しますが、念の為、医師に相談することをお薦めします。
よく質問されるのですが、バイアグラに中毒性はないのでしょうか?という質問ですがこちらは依存性、中毒性は一切ありません。
ただ、1回バイアグラを服用して性行為に成功すると、次もまた服用したくなるというのが人間の心理だと思います。服用しないで性行為に及んで、またEDになってしまったらどうしよう…と考えているはずです。
ですので薬自体に中毒性はありませんが、一回だけの成功では自信を取り戻しきれない、という方がご自分の希望で何度か繰り返し服用することが御座います。
バイアグラが承認された時の国内の臨床試験157例において報告された副作用または臨床検査値異常については、ほてり・潮紅などの血管拡張が17例(10.83%)。頭痛が17例(10.83% )。CK(CPK)という酵素の増加が9例(5.73%)等が主だったものでした。
海外で実施された第II相試験及び第III相試験823例については、副作用又は臨床検査値異常が261例(31.71%)認められています。主な症状は血管拡張(ほてり、潮紅)125例(15.19%)、頭痛109例(13.24%)、消化不良28例(3.40%)などの副作用又は臨床検査値異常です。
バイアグラ市販後の使用成績調査3152例(再審査終了時)において認められた副作用または臨床検査値異常は166例(5.27%)です。血管拡張(ほてり、潮紅)97例(3.08%)、頭痛34例(1.08%)、動悸13例(0.41%)などが主だったものとなります。
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じて投与中止や減量等の適切な処置を行います。
循環器 | 血管拡張(ほてり、潮紅) |
精神・神経系 | 頭痛 |
循環器 | 動悸、胸痛、頻脈 |
精神・神経系 | めまい、傾眠、昏迷 |
消化器 | 消化不良、腹痛、悪心、胃腸障害、口渇 |
肝臓 | AST(GOT)増加 |
呼吸器 | 鼻炎 |
皮膚 | 発疹 |
筋・骨格系 | 関節痛、筋肉痛 |
感覚器 | 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害 |
その他 | CK(CPK)増加、疼痛、熱感 |
循環器 | 高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫 |
精神・神経系 | 異常感覚、興奮、錯乱、思考異常、下肢痙攣、記憶力低下、緊張亢進、神経炎、神経過敏、神経症、不眠症、不安、無気力 |
消化器 | 胃炎、下痢、便秘、嘔吐、おくび、胃不快感、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、嚥下障害 |
泌尿・生殖器 | 陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起持続 |
肝臓 | ALT(GPT)増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少 |
呼吸器 | 呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息 |
皮膚 | 発汗、脱毛症、男性型多毛症、そう痒症、眼瞼そう痒症、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑 |
血液 | ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症 |
筋・骨格系 | 骨痛、背部痛 |
感覚器 | 眼痛、眼乾燥、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明 |
その他 | BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、疲労、無力症 |
循環器 | 心筋梗塞(注2)、低血圧、失神 |
泌尿・生殖器 | 持続勃起、勃起の延長、尿路感染、前立腺疾患 |
呼吸器 | 鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎 |
感覚器 | 視力低下、霧視、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴 |
その他 | 過敏性反応、感染症 |
発現の頻度は承認時の国内臨床試験、外国で実施された第II相及び第III相試験、使用成績調査の結果に基づいています。
(注1)自発報告等のため頻度は不明となっています。
(注2)バイアグラとの因果関係は明らかではありませんが、市販後におけるバイアグラ投与後に心筋梗塞が発症した、という報告があります。
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