早漏治療薬プリリジーとは

ダポキセチンという成分を有効成分とする、世界初の経口早漏治療薬がプリリジーです。現在日本では未認可ですが、ヨーロッパを中心に世界60ヵ国以上で認可・販売されており、使用実績などから有効性・安全性が保障されている薬剤です。継続的に使用することにより、早漏改善効果が増強されます。

プリリジーとは

プリリジーは世界的に有名である、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の製薬部門を担う、ヤンセン・シラグ社が2009年に開発した、世界初の経口摂取型の早漏症治療薬です。
早漏の治療には以前、カウンセリングや局部麻酔に用いるリドカインなどが使われていましたが、プリリジーが製品化されてからは、プリリジーが早漏治療の第一選択薬となりました。
プリリジーは服用するだけで、早漏の方の射精までの時間を3～4倍延長させることが期待できます。
早漏ではない方の効果は、科学的な検証をしていませんので、立証されていませんが効果があると言われています。

成分はダポキセチンでSSRI（セロトニン再取り込み阻害薬）という薬剤に分類されます。
早漏の原因のひとつに、交感神経と副交感神経が関わってくるのですがダポキセチンはこれに作用します。
日本では、まだ厚生労働省からの認可は下りてませんが、世界各国では60ヵ国以上で認可を受けていて、プリリジーの効果や安全性については立証されています。
現在はイタリアのメナリーニ社が販売しています。

プリリジーの有効成分ダポキセチン

プリリジーの有効成分はダポキセチンです。商品名の後ろに30mgや60mgなどと書かれていますが、その数字がプリリジーに含まれている有効成分であるダポキセチンの含有量となっております。
ダポキセチンはSSRIに分類されています。SSRIは、うつ病などの改善に使用されている抗うつ剤です。
ダポキセチンは、SSRI患者が射精時間の延長、遅漏を訴えることが多々あり、早漏改善効果があるとわかって早漏改善薬として開発されました。

プリリジーの効果: プリリジーに含まれるダポキセチンの効果の詳細についてはこちらをご覧ください。

射精には自律神経である交感神経と副交感神経が関わり、射精時には交感神経が優位になり、ノルアドレナリンという脳内物質が分泌されます。
ノルアドレナリンは、ストレスや緊張、不安などの原因で分泌され、ダポキセチンは、ノルアドレナリンを抑制させるセロトニンという物質を増加させます。
プリリジーを服用することにより、脳内のセロトニンの濃度を高め、性的に敏感になっている脳にブレーキをかけ、交感神経からペニスにある射精中枢へと興奮が伝わるのが抑制されるので、射精までの時間を延長できるようになります。

プリリジーの処方の流れについて

ご来院の際は、現在服用中の薬剤がある場合その薬剤名がわかるようにしてお越しください。

当クリニックでのプリリジーの処方の流れについてご説明します。
診療予約をしなくても診療自体は可能ですが、よりスムーズな診療のためにはオンライン予約・またはお電話でのご予約をお勧めしております。診療当日は特に必要な持ち物などはございません。早漏治療は自由診療のため保険証も不要となっております。

診療受付時間内にご来院頂き、問診票に必要事項をご記入ください。
一般的な病院のようのに受付スタッフから「どうなさいましたか？」というような問いかけはありませんので「早漏なんですけど…」といった来院理由を申告して頂く必要はございません。

当クリニック医師による簡単な診察を行わせていただきます。
ご記入いただいた問診票をもとにいくつか質問させていただきます。診察内容は主に口頭での質疑応答で、患者様のお悩みやご相談を聞き、早漏治療薬を処方させていただくための内容となっております。服を脱いで患部を見せたり、触診などは一切ございません。

診察後は早漏治療薬の処方、及びお会計となります。
早漏治療薬の処方は院内で行っておりますので外部の薬局へ行く手間を省けます。もちろん薬剤師も男性のみとなっておりますのでご安心ください。

お会計の際には早漏治療薬の料金のみをお支払いいただきます。診察費や処方料などは頂いておりません。
下記料金は全て消費税込の価格です。

	プリリジー30mg	1錠 2,200円
	プリリジー60mg	1錠 3,000円
	ポゼット30mg ※プリリジー同成分薬	1錠 1,500円
	ポゼット60mg ※プリリジー同成分薬	1錠 2,000円

プリリジーの服用方法と併用禁忌薬について

服用方法としては、プリリジーは食事の影響を受けませんので食前、食後気にせず好きなタイミングで服用することができます。
服用後1時間ほどで効果が現れ、3～5時間ほど持続しますので、性行為の1時間前くらいに服用するといいでしょう。
プリリジーは1日最大60mgまで服用可能ですので、30mgなら2錠、60mgなら1錠服用可能になっています。
他に服用方法として、なるべく継続してプリリジーを服用すると効果が出やすいです。
初めて服用したときは、射精までの持続時間もそれほど長くない方もおられますが、12週連続で性行為の度にプリリジーを服用したときの方が射精までの持続時間が長くなることが立証されています。
1回で結果が出ない方はこの服用方法を試してみるといいでしょう。
注意が必要な副作用は起立性低血圧となり、今までに起立性低血圧などで失神したことがある方は禁忌となります。

プリリジーの副作用: 誤った服用の仕方をしてしまった場合、プリリジーが効かないばかりか重篤な副作用を招く場合がございます。プリリジーの副作用で現れる症状についてはこちらをご覧ください。

プリリジーとの併用禁忌薬としてはMAO阻害薬やチオリダジン、CYP3A4阻害薬、セロトニン作用のある薬剤などがあげられます。
併用禁忌薬ではありませんが、アルコールも併用禁忌薬に近いものだとお考えください。
一度プリリジーを服用したら、次の服用までは24時間以上間隔を空けてください。

プリリジーの個人輸入での入手について

プリリジーは30mgと60mgの2種類があり、日本ではまだ厚生労働省の認可が下りておらず未認可となっておりますので、取り扱いのできる専門のクリニックで購入するか、個人輸入で購入する方法しかありません。
日本では、まだ未認可ですが世界60ヵ国以上で認可されており、プリリジーの効果や安全性については立証されています。
個人輸入でプリリジーを購入するのは値段も安く、気軽に購入できますが、大半が偽造品だというのが現実です。
錠剤はもちろんのこと、外箱や包装シートを見ても非常に精巧に偽造されていますので、一般人には本物と偽造品の区別がつけにくく、偽造品とわからず服用してしまい、重篤な健康被害にあってしまうという例もあります。