ED(勃起不全)とは、「Erectile Dysfunction」の頭文字をとってEDと呼ぶようになりました。
未だに多くの方が勘違いしているのですが、全く勃起しないことをEDと呼ぶことだけではなく、「中折れ」や「たまに勃起しない」、「柔らかい」などの症状も含まれます。
EDとインポ(インポテンツ)は同じ症状ではありますが意味合いが違います。
となります。
昔はEDという言葉がなかったので勃起しない症状のことを全てインポで纏められていました。
しかし、インポという言葉は、「馬鹿にする」、「見下す」という意味に日本では取られた為、現在はEDと呼ばれるようになりました。
性的興奮を感じると肛門周辺にあるBC筋といわれる筋肉が、ペニス(陰茎)の海綿体に血液を送り込みます。
この部分がなんらかの原因でうまく作用しなかった場合にEDになるのです。
EDの原因には様々な原因がありますが大きく分けて4つに分類されます。
1つ目が病気や年齢が原因のもの、2つ目が精神的な原因のもの、3つ目が薬が原因のもの、4つ目が2つの原因が重なって起こるものです。
器質性EDとは、身体に何らかの原因があり、「勃起しにくい」、もしくは「勃起力が足りない」状態のことを言います。
器質性EDにも様々な原因が考えられますが一番多いとされているのが年齢によるものです。
年齢を重ねるごとに血管年齢も衰えていきますので、この器質性EDになりやすくなっていきます。
血管年齢が衰えるとなぜ器質性EDになりやすいのかというと、動脈硬化が起こり、ペニス(陰茎)の海綿体に十分に血液を流すことが出来なくなってしまうからです。
他にも糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病からくる器質性ED、男性更年期障害からくる器質性ED、神経障害からくる器質性EDなどがあります。
心因性EDとは、身体には何も問題がなく、精神的な原因があり「勃起しにくい」、もしくは「勃起力が足りない」状態のことを言います。
心因性EDの原因としてストレスやうつ病などの精神疾患があります。
現代はストレス社会と言われるほど、日々ストレスを溜めている方が大勢いらっしゃいます。
仕事や夫婦関係、家族関係など日常生活のストレスが原因であったり、性行為での失敗(トラウマ)が原因で、また同じ失敗をしたらどうしようという不安やプレッシャーがストレスとなり心因性EDになってしまうのです。
当クリニックによく相談に来られる内容では、「子供を作ろうとしているのですが、排卵日が来るのがとてもプレッシャーになっている」という相談をよくされます。
性行為はプレッシャーやストレスを感じながらするものではありません。
リラックスできない気持ちが強いため、心因性EDの症状を引き起こすことが多くあります。
薬剤性EDとは、普段から服用している薬剤が原因で「勃起できない」、もしくは「勃起力が足りない」状態のことを言います。
主に、中枢神経・末梢神経に作用する薬剤、循環器系に作用する薬剤、消化器官に作用する薬剤などが原因で薬剤性EDになることがあります。
しかし、このような薬を使用していたからEDになるとは必ずしも言えず、他の理由でEDになる場合もありますので、まずは医師と相談することを心がけましょう。
風邪薬や胃薬、頭痛薬などとは違い持病の治療を目的とした薬剤は、基本的に長期間の使用となりますので副作用など十分に確認して用法用量を守るようにしましょう。
それでも薬剤性EDになってしまった場合は持病の薬剤を止めるわけにはいかないため、服用している薬剤がED治療薬と併用できるものであればED治療薬を利用して薬剤性EDの症状を改善すると良いでしょう。
混合型EDとは器質性EDと心因性EDの2つの原因が絡み合って起こる症状で、主に糖尿病や高血圧などの器質性EDに加え、その器質性EDが原因でストレスやプレッシャーを感じてしまい心因性EDになってしまう、というものです。
20代や30代の若い世代ではこの混合型EDになる場合は少なく、40代以降の世代から多くなる傾向があります。
また、混合型EDは、生活習慣病からくるEDだと気づかずに「勃起しない」、「中折れする」などの症状が起こり、違う原因でEDになったと勘違いしてしまうこともあります。
生活習慣病自体がなかなか気づきにくい症状なので、日ごろから運動や食生活、生活リズムなどに注意を払いましょう。
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