日本で認可されているED治療薬はバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類となっています。現在では、バイアグラのジェネリック医薬品も日本の各製薬会社より製造販売されておりますが、初めてED治療薬をお試しになる方はやはり先発薬であるバイアグラ・レビトラ・シアリスを希望する方が多くいらっしゃいます。
この3つのED治療薬について、効果や副作用、効き方の違いや持続時間の差等を徹底比較!
下記比較表をご覧いただき、是非ED処方の際の参考にしてください。
薬剤名 | バイアグラ |
レビトラ |
シアリス |
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有効成分 | シルデナフィル | バルデナフィル | タダラフィル |
製薬会社 | ファイザー株式会社 | バイエル薬品株式会社 | 日本新薬株式会社 |
取り扱い用量 | 25mg・50mg | 5mg・10mg・20mg | 5mg・10mg・20mg |
処方価格 | 25mg 1錠:1,200円 50mg 1錠:1,400円 |
5mg 1錠:1,200円 10mg 1錠:1,400円 20mg 1錠:1,700円 |
5mg 1錠:1,400円 10mg 1錠:1,500円 20mg 1錠:1,580円 |
効果の特徴 | 服用後、30分程度で効き始めます。効き目が強く感じられるのが特徴です。 詳しくはバイアグラの効果をご覧ください。 |
服用後、15分程度で効き始めます。即効性が高いのが特徴です。 詳しくはレビトラの効果をご覧ください。 |
服用後、40分程度で効き始めます(※空腹時服用)。穏やかに効き始めるのが特徴です。 詳しくはシアリスの効果をご覧ください。 |
副作用 | 目の充血、顔のほてり、動悸、頭痛、鼻づまりなど。 発現率などの詳細はバイアグラの副作用をご覧ください。 |
頭痛、鼻づまり、胃の不快感、紅潮、目の赤み、動悸など。 発現率などの詳細はレビトラの副作用をご覧ください。 |
顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻づまり、背部痛など。発現率などの詳細はシアリスの副作用をご覧ください。 |
持続時間 | 平均5~6時間程度 | 平均5~6時間程度 | 平均24~36時間程度 |
食事の影響 | 食事の影響を受けやすいため、空腹時に服用してください。具体的には、食事が済んでから最低でも3時間経ってからの服用が効果的です。 | 食事の影響を受けにくいですが消化の良いあっさりした食事を取るようにしてください。 | 3種類のED治療薬の中で一番食事の影響を受けにくいですが、より効果を引き出すのであれば食後2時間以上経ってからの服用がお勧めです。 |
お酒(アルコール)との併用 | 少量であればリラックス効果も期待できるため有効と言えますが、食事同様影響を受けやすいため程々の飲酒にしましょう。 | 適量であればリラックス効果が期待できますが、飲み過ぎは副作用の悪化を招く可能性がありますので注意しましょう。 | ED治療薬の中ではアルコールの影響を受けにくいですが、少量~適量の摂取に留めましょう。 |
併用禁忌薬 | バイアグラの併用禁忌薬をご確認ください。 | レビトラの併用禁忌薬をご確認ください。 | シアリスの併用禁忌薬をご確認ください。 |
ジェネリック医薬品について | ジェネリックの処方も行っております。 詳しくはバイアグラのジェネリックをご覧ください。 |
ジェネリックの処方も行っております。 詳しくはレビトラのジェネリックをご覧ください。 |
ジェネリックの処方も行っております。 詳しくはシアリスのジェネリックをご覧ください。 |
バイアグラ・レビトラ・シアリス、この3つのED治療薬の大きな違いはその有効成分の違いから生まれます。バイアグラの有効成分はシルデナフィル、レビトラの有効成分はバルデナフィル、シアリスの有効成分はタダラフィル、すべてED改善に効果のある成分ですが、有効成分が違うことでそれぞれ薬の効果の特徴や副作用の発現に差がでてきます。
バイアグラは、ED治療薬と言えばもう定番と言っても過言ではないED治療薬で、患者様の多くがバイアグラの処方を希望する方が多くいらっしゃいます。 個人差はもちろんありますが、バイアグラは服用してから30分程度でガツンと強く効き目が感じられます。性的な刺激を受ければ、普段の自分とは違う、ということが感じられるためバイアグラを希望される患者様が多いようです。
ただし、バイアグラには食事の影響を受けやすいというという欠点があります。
バイアグラが効かなかった、という患者様のご感想を頂くこともございますが、その中の多くの方が食事のタイミングと、服用タイミングを誤っていることが多く、服用の仕方のせいでバイアグラが十分な効果を発揮できなかったことが原因です。
バイアグラは食事やアルコールの影響を受けやすいため、できるだけあっさりな食事を選び、食後服用の場合は最低でも2時間はおいてから服用するのが良いでしょう。
服用タイミングが少し難しいのがバイアグラの欠点ですが、レビトラやシアリスはそこまで食事やアルコールの影響は心配することはありません。
しかし”まったく影響しない”というわけではなくあくまで”影響しにくい”という意味です。
食事は脂っこくなくあっさりとしたものを選ぶことはもちろん、空腹時の方がその効果がより引き出されるのはバイアグラと同じです。
アルコールに関しても、適度であればリラックス効果を望めるでしょうが、適量を超えての摂取は副作用の悪化等にも繋がります。
レビトラとバイアグラは同じガツンと強く効き目が感じられるタイプのED治療薬になりますが、レビトラの方がバイアグラよりもより早く効き目が感じられます。
その理由も有効成分の違いにあり、シルデナフィル(バイアグラ)よりもバルデナフィル(レビトラ)の方が水に溶けやすい性質を持っているからです。
服用後、胃の中に入ったレビトラは、バイアグラよりも早く溶け出して浸透し、その成分が体に吸収されやすいのです。
シアリスはバイアグラやレビトラとは違い、服用後すぐに効果が現れることはありません。ゆっくりと穏やかに効き始めるのがシアリスの特徴で、その特徴故にパートナーに不審に思われることなく自然と勃起を促されます。
持続時間も3種類のED治療薬の中では最長で、24~36時間程度効果が持続します。
よくある誤解で、ED治療薬を飲んでいる間はずっと勃起状態が続いてしまうのか、というご相談をよくお受けしますが、そのようなことはございません。
シアリスで言えば、24~36時間という持続時間は『性的な刺激があればEDを改善し勃起を促すことが出来る時間』ということです。
3種類のED治療薬はそれぞれ有効成分に違いがありますが、血管の拡張作用や血行促進、勃起を阻害する酵素の働きを弱めるといった勃起を促すメカニズムに関しては同じと言えます。
そのため、副作用の症状も似通っていますが、それぞれに特徴のある副作用症状の報告もあります。
バイアグラで言えば、他のED治療薬よりも視覚に関する問題の副作用が多く見られます。目がチカチカしたり物が青みがかって見える、といったものです。
これらはバイアグラ特有の副作用であり、レビトラやシアリス服用時にはほとんど起きません。
シアリスの特徴的な副作用としては背部痛があります。
頻度は低いですが、服用後に筋肉痛のような痛みが肩や背部に出る、または関節痛が起こることがあります。こちらは薬の効果が切れると共に治まってくるものですが、もし何時間も痛みが続くようであればご相談ください。
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