当クリニックにご来院される方から「ED治療薬以外でEDを治す方法はありますか?」と聞かれることが時々あります。
薬を使わずにEDを改善する方法はいくつかありますが、改善できるかできないかはEDの原因にもよります。
みなさんはインターネットでED改善トレーニングについて調べている時に「ちんトレ」という言葉を目にしたことはありませんか?男性器を鍛えるトレーニングのことを指しますが、このトレーニングで鍛える部分をPC筋といいます。
肛門挙筋・尿道括約筋・尾骨筋・深会陰横筋という4つの筋肉を総称して骨盤底筋群と言いますが、PC筋というのはこの骨盤底筋群のことを言います。
このPC筋は体内に埋まっている男性器(ペニス)の根元にある筋肉で、位置的には肛門と玉袋の間になります。よくインターネット上の情報サイトでは、この位置を確かめるために「おしっこをしている途中で止めてみてください。そこで力が入った場所がPC筋です」という説明がありますが、この方法は絶対に試さないでください。尿が逆流し尿道が細菌に感染してしまうことがあります。
PC筋は先程も言いましたが男性器の根元にある筋肉であり、このPC筋に男性器の根元が突き刺さっているかのような状態になっています。
ですので、この筋肉を鍛えることにより勃起時に海綿体に流れ込んだ血液を逆流しないよう留めることが可能になり、勃起力の回復や持続時間の延長にも繋がります。
さて、いよいよPC筋を鍛える方法のご紹介ですが、これが至って簡単なのです。
下記の手順に従ってPC筋を鍛えるトレーニングを行います。
この流れを1セットとして、朝昼晩10回ずつ行ってください。
一般的な目安として10回ずつ、という設定をしていますが、これには個人差が出てきます。
朝昼晩10回ずつすると筋肉痛のような痛みを覚える時は回数を少なくしてください。無理なく続けることが大切です。始めは3ヵ月ほど続けるのが良いでしょう。効果が実感出来れば、そのまま継続して行うことで更に効果的にPC筋を鍛えることが出来ます。
PC筋は非常に緩みやすい筋肉で、殆どの方は加齢と共にこの筋肉は衰えていきます。
鍛えることでEDを改善することは出来ますが、改善されたからといってトレーニングをしなくなると、やがて再びPC筋が衰えて元のEDの状態に戻ってしまうことも懸念されます。
ですので、EDを改善したいと思うのであればEDの原因を知り、そこから改善していくことが大切でしょう。
また、このPC筋を鍛えるトレーニングには「すぐにはED改善できない」というデメリットも存在します。
ED治療薬を使用するのか、薬に頼らず根気よく長期的にトレーニングをこなしていくかは患者様のご判断によりますが、自分の力だけでは難しい、と感じた時には是非一度当クリニックにご相談ください。
当院ではインターネットを通じて診察のご予約をすることが可能です。
スムーズな診察をご希望の方は是非オンライン予約をご利用ください。
EDに関する疑問やED治療薬についてのご質問やご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
診療時間 | |
---|---|
平 日 | 12:00~20:00 |
土・日・祝日 | 11:00~19:00 |
メールフォームからのご相談・お問い合わせは24時間受け付けております。
無料相談・お問い合わせお電話でのお問い合わせは診療時間内のみ受け付けております。