糖尿病は元々合併症の多い病気として知られています。
全身にくまなく現れる合併症は最悪の場合失明する、腎臓が悪くなって人工透析を受けなければいけない、など非常に恐ろしいものばかりです。糖尿病の方で担当医師に同じように脅かされた患者様も多いのではないでしょうか?
糖尿病の合併症で有名なものは糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害などです。
糖尿病性網膜症は先ほどご紹介した通り、放っておけば失明してしまう危険性が高い病気です。
この病気は治療が困難な上、悪化していっても視力の低下や視野の異常など、「年齢のせいかな」と思ってしまうような自覚症状しかないため気付きにくく発見が遅れてしまう病気でもあります。
糖尿病性腎症は、糖尿の影響で腎臓が弱り、血液中の老廃物や不要なものを尿の中に排出して血液を正常な状態に保つ働きが出来なくなってしまう病気です。これらの働きができなくなると尿毒症となり、それが人工透析を受けなければいけない原因です。
糖尿病性神経障害は、両足の裏のしびれを感じることが初期症状で最も多いと言われています。しびれは足の裏からどんどん上に侵攻し、両手の指も先端から痺れが広がっていきます。ひどくなると痛覚がなくなり、そこに怪我をしても気付かないほどです。その怪我を放置してしまい、細菌などに感染することで糖尿病性壊疽は起こります。ひどい場合は足が腐り、切断しなければならなくなるのです。
このように恐ろしい合併症が多い糖尿病ですが、そのひとつに、今回のコラムの題材である糖尿病性EDが存在します。
EDの原因は様々ですが、糖尿病はEDを含め、様々な性機能の低下を招きます。
性機能の低下とED、と聞いて「EDも性機能低下の一部で、同じものでは?」とお考えになる方も多いかと思います。ここでは「性機能の低下」を主に性的欲求を感じなくなること、「ED」を勃起機能の低下、と分けてお話します。
糖尿病患者の方でEDを併発している方は、同時に性機能の低下にも陥っている場合が多く「性欲もそんなに感じないしED治療をしなくても支障はない」と思っている方も少なくないようです。しかし、その性欲を感じないという状態は糖尿病による性機能低下のせいである可能性が高く、糖尿病性ED患者様の中にはED治療でED改善すると性的欲求も戻ってきて充実した生活が送れるようになった、という方もいらっしゃいます。
ではいよいよ、なぜ糖尿病になることによってEDを併発するのかについてご説明します。
糖尿病は先程もお話したように、様々な合併症を引き起こしやすい病気です。
例えば糖尿病性神経障害、これは脳から「性的な刺激を感じた」という信号を男性器に伝えるための神経にもダメージを与えます。ダメージを受けた神経では脳からの信号を正しく伝えられず、それ故に上手く勃起できない、という症状が起こります。
また、糖尿と切っても切り離せない典型的な症状に動脈硬化があります。
EDについてお調べになったことがある方であれば、動脈硬化がEDを引き起こすことはご存知でしょう。
動脈硬化を起こした血管は血液の流れが悪くなってしまいます。それは男性器にある海綿体の血管にも同じことが言え、血流が悪くなったせいで勃起に必要な十分な血液が海綿体に送り込めなくなってしまうのです。
また、糖尿病性EDは心因性EDの一面も持ち合わせています。
糖尿病とEDが併発することは昔よりも良く知られるようになって来ており、糖尿病患者の方がEDになってしまうかもしれない、と不安に思うあまり心因性EDに陥ってしまう、というものです。
このように、糖尿病は様々な面においてEDへの影響が強い病気です。
しかし、周知されるようになってきたからとはいえ、糖尿病で診てもらっている担当医師に「糖尿病のせいか、ED気味なのですが…」とは言い出し難いことも多いでしょう。そんな時は当クリニックのようなED専門のクリニックへ是非ご相談にいらしてください。EDを専門に扱っているため、EDへの理解も深く、当クリニックであれば男性スタッフしかおりませんので、患者様もご相談がしやすいかと思いますので、是非一度検討してみてください。
ひとりで思い悩むことは心因性EDはもちろん、抑うつ状態へと繋がってしまう恐れがありますので、注意が必要です。
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