早漏の原因について、一部では「遺伝が原因なのでは?」と言われています。
遺伝する病気を遺伝性疾患と言い、遺伝子や染色体の変異を親が持っていてそれが実子に伝わって(遺伝して)しまう場合があります。
実は早漏についても、このような遺伝的な要因があることがわかっています。
早漏には脳内伝達物質「セロトニン」が関係することが判明しています。インターネットで早漏の原因について調べてみたことがある方は「セロトニン」という名称を見かけた方も多いのではないでしょうか。
オランダのユトレヒト大学での研究ではセロトニンを制御する遺伝子に早漏になる原因がある、ということがわかっています。この研究で約180人の男性の射精に至るまでの持続時間の計測を行い、早漏とされる男性とそれ以外に分けて調べたところ、早漏であった男性にはホルモンの1種であるセロトニンを制御する遺伝子に変容があったことが判明しました。
セロトニンはノルアドレナリンの分泌を抑制することで射精に至るのを防ぎます。つまり簡単に言ってしまえば、セロトニンの分泌量が多いほど射精コントロールが出来、分泌量が少ないと射精コントロールが出来ず早漏になりやすい、ということです。
セロトニンの分泌量はセロトニン・トランスポーターによって決められます。このセロトニン・トランスポーターの数は2種類の遺伝子により決定されています。2種の遺伝子はS遺伝子・L遺伝子と言い、S遺伝子はセロトニン・トランスポーターをL遺伝子の半分しか作ることが出来ません。
S遺伝子とL遺伝子の組み合わせは三種類あり、それぞれLL・LS・SSという組み合わせになります。セロトニンの分泌量の違いは以下の通りです。
日本人は遺伝子の組み合わせの中ではSSが最も多く、次にLS、一番少ないのがLLでLLに至っては全体の約3%しか存在しません。一方、一番多いSSの組み合わせに至っては、全体の約65%と半数以上を占めています。
アメリカ人では一番多い組み合わせがLS、次に多いのがLLで一番少ないのがSSとなっており、すなわち元々遺伝子的に日本人は早漏になりやすいのです。
もちろん遺伝子的に早漏になりやすい、というだけでこの遺伝子の組み合わせが早漏を決定づけるわけではありません。
早漏には他にも様々な要因があり、場合によっては複数の要因が重なって引き起こされている場合もございます。
早漏の改善に関する様々なトレーニングを紹介するサイトがあったり、改善方法を掲載した情報商材がインターネット上には多く出回っております。中にはお金だけを取られて、実際の商品は送ってもらえなかった、という失敗談などをご相談される方もいらっしゃいます。
早漏は遺伝子の問題が根本にあるものですので、真偽のわからないインターネット上の情報に一喜一憂する前に、悩んでいる方は一度は病院ないし専門クリニックの受診をお勧めします。
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